働き方改革 2017/02/26

PCで事務作業しながら何となくつけていたテレビで
電通での過労問題やプレミアムフライデーが話題になっているからか「働き方特集」がやっていた。

カルビーと未来工業の2社では
ノー残業、休日もしっかり取り、連続増収増益との事。
それだけだったら、所謂大手メーカーと製造業だから安定の土日休みだよねって思ったかも知れないんだけど、
それだけじゃないなと感じた事として、両社とも原則として「ホウレンソウを禁止」しているのだそう。

理由は、
ホウレンソウそのものに時間を取られる
ホウレンソウそのものは何も生み出さない
ホウレンソウに向けて無駄な報告書類を作り
ホウレンソウに頼り指示待ち人間が出来てしまう
から、との事
カルビー会長は更に「会議はできるだけやるな」とも言ってた。
(ながら見の情報なので間違ってたらごめんなさい)

正直言って、結構なインパクトでした。
自分自身、松塚ー店舗中核スタッフさんー時間帯主要スタッフさんー短時間スタッフさん
の情報のやりとりや流れは大切にしていますし、
上司から松塚への課題として、所謂ホウレンソウちゃんとしよう
と頂いた事もありましたし。
ホウレンソウが業務効率を落としている、と言うのは自分にとっての常識の外にある内容でした。

今すぐにホウレンソウを完全に無くしたら業務に支障が出るのは想像に難くないので、どうすればホウレンソウが不要な状態にできるだろうか?と考えて仕事に取り組んで行こうと思いました。

ちなみに、ノー残業でちゃんと休んで増収増益の為にやっている事として「ホウレンソウの禁止」以外で紹介されていたのは、
・徹底した無駄なコスト削減
・無駄なモノを減らしそれを探す時間を削減
・デスクで座って作業する時間を決めてその時間で終わらせる
(これも時間の削減)
・あらゆる所に「考えろ」の標語を貼りだす
・改善アイデアを投稿し賞金が出るシステム
・会議やってる暇あったらお客様に近い現場に行け
たぶんもっと挙げてたけど、ながら見だったので拾えたのはこのぐらい。

紹介されていなかった(と思う)けど「恐らくこれも理由だな」と思った事として、
・ちゃんと休める事で体を健康な状態を保てる(精神的にも追い込まれない)ので良いコンディションで働ける
・プライベートが充実するので、会社以外での経験や家族との時間が出来、心の充実が図れ仕事に良い影響がある
・自分が働いている企業が優良企業であると言う誇りから、会社に対して貢献したい、期待に成果で応えたいと言う意欲が生まれ自立的な社員が増える

最後にテレビの特集で印象に残ったカルビー会長のひと言
「私は悪しき習慣を壊しただけ、それは上の者にしかできない」
自分も「あたりまえ」に疑問を持てて、会社の文化やシステムに影響を与えられる人材になりたいと感じさせるひと言でした。

書籍:すごいメモ。☆☆☆

書籍:すごいメモ。

今自分が考えている事として
「考えている事を書き出すと頭がスッキリ整理され、やるべき仕事の優先順位やアイデアが見えてくる → 成果が上がる!」
と言う仮説の検証と、これを誰でもできる簡単な形にできないものかと読んだ本のうちの1冊

メモは取る為のものではなく活用するもの、と言う前提はあるものの、基本的にはテクニック
色々なメモの取り方が紹介されていた。
「誰でもできる」シンプルな物にフォーカスして読んでいたので、印象に残ったのは → 矢印
思いついた事を→でつないでいく事で流れが出来て頭の整理が出来たり自分なりの答えに行きつく、と言うモノ。
自分自身も無意識に使っていたけど、こうやって紹介されていると「やっぱ効果あるんだ」と後押しされる感ありますね。

もうひとつは「あまのじゃくメモ」
お客様が望んでいる事は何か?と問うのではなく
お客様が嫌がる事は何か?を考えてその逆をやる
または、
自店に出来る事は何か?と問うのではなく
競合が嫌がる事は何か?を考えてその中からできる事を考える
こんな感じで正攻法で考えない考え方。
メモの取り方と言うよりは思考法ですが、これが自分には非常に共感できました。
人が悪いと言えばそれまでですが、正攻法で考えるのに疲れちゃってる事もあるので考え方を切り替えるだけで良いアイデアが浮かんでお客様に喜んで貰えてお店が繁盛するならそれに越した事は無いですよね。

メモ術=思考の整理術だなと感じさせる一冊でした。
全部覚えるのは大変だから、たまに目次読むかA4×1枚にまとめていつでも見返せるようにしておいた方が活用できそう。